セリフ
1ページ目
- 「家内ちゃん結婚する前、トリーデでパソコンの先生してたでしょ?」
- 「結婚してもやるもんだと夫は思ってたのに。」
- 「……ふん。騎士は過去を語らぬもの。余計な詮索は無用である。」
- 「そんな大層な話!?」
2ページ目
- 「ダブルクリックするがよい。 さあダブルクリックだ、わかるな?」
- 「ぐー。」
- 効果音ふおっ
- 「……厳しい戦いの日々であったな……。」
- 「ぐー。」
3ページ目
- 「夫は自分が出来ることは人も出来ると考えがちである。」
- 「それでは民を導くことはできぬ。」
- 働く働かないの話題になるとすぐ違う世界になるんだよな。
- 「王ならばゆめ忘れるでない。国家は民あってのものだと言うことを。」
- 効果音ぐー
- もういいけどさ。20年もそのままだし。
夫は、妻が結婚前にパソコンの先生をしていたことに触れると、「騎士は過去を語らぬ」と答える。しかし、それは2000年に妻が教えるパソコン教室で夫が「ぐー」と居眠りしていた過去を指していた。妻は、夫が自分の能力を基準に物事を考えがちなことを指摘し、働かない話題になると「王ならば民あっての国家」といった別の話にすり替わることに呆れる。夫は20年間変わらず、妻の言葉に「ぐー」と寝たような反応を続けるのだった。


