家内ちゃんには人間の友人は一人もいない。
18歳で大往生とは言ってもそれは計り知れないだろう。
セリフ
- 昨日喫茶店から帰ると何か様子がおかしい。
- 「ただいま。」
- 家内ちゃんはしつこくしないと
- 思ったことを言えない。
- だから
- 「どうした?」
- 「何もないよ」
- 「だいじょうぶ」
- しつこくしつこく聞いた。
- 「・・・・・・あのね、家内ちゃんのねこちゃんね、死んじゃったよ。」
- 「ママからおでんわあった。」
- 「う。」
- 「うう。」
- 「年末帰省するまでがんばって生きててくれたんだ、よかったね。」
- 「うううう。ううう。だいじょうぶだいじょうぶ」
- 「うううう」
夫が帰宅すると、家内ちゃんの様子がおかしい。夫が尋ねても家内ちゃんは「大丈夫」と答えるが、夫はしつこく聞く。夫はママからの電話で、家内ちゃんの飼っていた猫が亡くなったことを家内ちゃんに伝える。家内ちゃんは泣き出し、夫は「年末帰省するまで頑張って生きててくれたんだ、よかったね」と抱きしめ慰める。
