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夫の思春期から諦めまでの葛藤を描いた漫画

とるに足らぬ中年がどんな言葉でどんな未来を君たちに語っても、それは説教か懐古趣味にしかならない。

が、「死にたくはないが消えたい」という君たちの絶望を聞く、読むたびに何を語ってあげられるのか悩む。

僕は僕の話をただ繰り返し語ることしか出来ない。

セリフ

  1. 僕の思春期は、
  2. 僕だけがダメだという自己愛と自慰と劣等感から
  3. 「俺はだめだ」
  4. 「俺のせいだ」
  5. 人と出会うたびに「僕」を作り直し、
  6. 「僕」とは誰だと無言で問い続けわっかりやす。
  7. 「ほうら僕明るいよ なーんも考えてないよー」
  8. でも失敗。
  9. 「めんどくせ」
  10. いつも口だけ。
  11. 直進してもカーブしても全て失敗。
  12. 真剣に、軽佻に、何をしても失敗。
  13. そして最後に「僕」を
  14. 効果音ふぁ
  15. 徹底的に諦めるまでの10年間でしたよ。

夫の思春期は、自己愛と劣等感から「自分はダメだ」という思いに囚われていた。人に出会うたびに「自分」を作り直し、本当の自分とは誰かと問い続けたが、明るく振る舞っても、真剣に取り組んでも、全てが失敗に終わった。そして最後に「自分」を徹底的に諦めるまでの10年間を過ごした。家内ちゃんは諦めたような表情で座っている。