いっそのんのんびよりレベルの田舎なら逆に描くこともあるだろうが、
うちの実家はよくあるイオンと国道を中核とした個性のない地方都市だ。
暮らすのはほどほどに快適だが、
遠方の友人が来ても特に紹介するところがない。
特に事件も起きないし、イベントもない。
住人ものんびりしている。
舞台は平和そのものだ。
だから平和でなかったのは、
僕の心の中だけなのだ。
セリフ
- 「ホームシック46才」
- 「旅サイトで 地元の観光スポットを見る。」
- 「観光 スポット」
- 一位
- 「イオン。」
- 「夫んち なんもね」
- 「うむ……」
- 家内ちゃんの 地元一位
- 「ヨーカドー。」
- 「マエダやなくて 俺ですまんな。 実行委員。」
- 「……やめて。」
- 何もないから、人間しか描くことがない。
夫が旅サイトで地元の観光スポットを調べると、1位は「イオン」、2位は「ヨーカドー」という結果が出てしまう。地元一番人気のスポットとして家内ちゃんもそれを認める様子が描かれている。その後、夫と少女が田舎の風景の中で会話し、心の中で「何もないから人間しか描くことがない」と語られる。夫は実行委員であることを謝り、少女はやめてと返す。平凡で個性のない地方都市の様子と、そこに住む人間の心情が軸となっている。
