今の状態にそんなに不満はない。
歳食えばこうなるだろうと見越して
20代を全部自分のために消費したのだから。
後悔はもちろんあるけれど、
僕は僕を理解し一緒にいる人間が
一人いればそれでいい。
セリフ
- もう僕は
- 常に臓腑としているから
- ふと意識が戻った瞬間
- 「あのね家内ちゃんあまおうがいるでね、でね、ゲームでね、クリアしたの大変だったけどできたのそれで」
- 機関銃のようによくしゃべる君はきっと
- さみしいんだろう。
- 効果音ふおっ
夫は慢性的な疲労で常に臥せている状態である。家内ちゃんは着ぐるみ姿で元気よく話しかけ、ゲームのクリアを喜んでいるが、彼女の明るさの裏には孤独感が見え隠れする。夫はそんな家内ちゃんに対し、彼女が話し続けることから彼女の寂しさを感じ取っている。
