元々もっている才能と、感情豊かで社交的な村木に、僕はいつも引け目を感じていて、その卑屈から、「僕は彼女を支えるのだ」と逃避した。
そこからは何一つ生まれなかった。
セリフ
- 「んじゃあね。」
- 「大学行ってくる!」
- 「折角一緒に大学生やってんじゃん。」
- 「たまには行きな?」
- 「私はちゃんとしてる君のが好きだよ。」
- 屈託のない村木。楽 しそうな村木。
- 正しい村木。
- 僕は楽しそうな人を見るとあまり楽しくなかった。
大学へ行く村木が、ハセガワに抱きつき笑顔で別れを告げる。村木はハセガワに大学へ行くよう促し、真面目な彼が好きだと微笑む。しかし、見送る側のハセガワは、屈託のない彼女の姿を「正しい」と感じつつも、幸せそうな他人を見ることに憂鬱さを覚え、一人背を向けてタバコを吸う様子が描かれている。
