セリフ
- 室町今出川。アトリエの裏にあった「デューク」。
- 居場所がなく、何もしたくなく、何もかも嫌いで、毎日ずっとここにいた。
- ごくまれに先輩を見かけた。
- そうだ、帰りに先輩がもしここに寄ったら、
- きっと僕の未来は明るい。
- 日が暮れて、本当に明るい未来がやってくる。
- 「あっ、センパイだ」
- 「またよく前か・・・」
- 追いかけない。声をかけない。僕は何もしない。待たない。考えない。期待しない。
- 「あっちこっちかな」
- 「じゃー僕も。」
- 携帯がなかった頃の贅沢な贅沢な無意味。
室町今出川にあった喫茶店「コーヒーサロン・デューク」を舞台にした回想。居場所がなく毎日そこに通っていたハセガワが、日暮れの店内でオズ先輩を偶然見かける。声をかけられず、追いかけることもできないと内心で思うハセガワ。しかし店内でオズ先輩に気づかれ、二人は向き合う。携帯がなかった時代の、贅沢な無意味として描かれた日常の一場面。
