セリフ
- 「……許せんな。」
- 先輩が初めて僕の下宿へ遊びに来た。モデルを快諾してくれたから。ピアノだけの、がらんとした部屋だった。生活感が気持ち悪くって。
- 「ちょっとまってろ」
- と先輩は言い、
- 僕は毎日じっとサボテンを眺めて過ごした。
- サボテンには「ゆるせんな」という名前をつけた。
- 「ゆるせんなー!!」
- 「ゆるくないー!」
- 「近所のスーパーでサボテンを買ってきた。」
オズ先輩が初めてハセガワの下宿を訪ねた。ピアノしかないがらんとした部屋を見て「許せんな」と呟く。オズ先輩は近所のスーパーでサボテンを買ってきた。ハセガワは毎日じっとそのサボテンを眺めて過ごし、「ゆるせんな」という名前をつけた。殺風景な部屋に小さな植物が加わる、静かで温かみのある日常の一幕。
