セリフ
- 「高校が嫌いであまり行かなかった。」
- 「自分の部屋で、ずっとピアノを弾いていた。」
- 「そのピアノも、「下手だ」「うるさい」と怒られるばかりだった。」
- 「そのうたええねえ。じょうずやじょうずやねえ。」
- 祖母と犬だけは、いつも窓の外から僕を褒めてくれた。
- 大学の頃、犬が死に、
- 犬と仲良しの祖母もほどなく死んだ。
- 「祖母の葬儀の日、僕はずっとピアノを弾いていた。」
- 「祖母の好きだった曲。せめてもの。」
- もう20年も経つが、今でも僕は帰省すると、
- よってたかってやめさせられた。とても悔しかったことを、今も覚えている。
- 「お前は何をやっとるか」
- ピアノを弾くのだ。祖母と犬と僕のためだけに。
高校嫌いで部屋にこもりピアノを弾いていた主人公。近所からうるさいと怒られる中、祖母と犬だけが窓越しに励ましてくれた。大学の頃、犬が死に、仲良しだった祖母も間もなく亡くなる。葬儀の日、主人公は祖母の好きだった曲をピアノで弾いた。葬儀の場で周囲から叱責されたが、その行動を今でも後悔していない。20年経った今も帰省するたびにピアノを弾く。祖母と犬と自分のために。
