絵を描き始める理由は人によって様々だと思うけれど、僕はマキタに僕自身を知ってもらいたくて描き始めた。
もちろん、君を描いたなんて言える筈もなく、絶対に誰にも見られてはいけないと思いながら、マキタにだけは見られてしまえばいいと思っていた。
マキタは本当は知っていたことを、後で知る。
セリフ
- 僕はあの時、本当にたくさん君を描いたんだ。
- 効果音シャッ
- 決して誰にも見つからぬよう
- そして願わくは
- 君だけに見つかるように。
ハセガワが過去を回想するナレーションと共に、マキタの姿が描かれる。上部ではハセガワがマキタを写生する様子が、下部ではオータニに頭を撫でられるマキタの日常が描かれている。誰にも見つからないように、しかし彼女にだけは届くようにと願いながら、夜に一人で絵を描き続けるハセガワの切ない心情が綴られている。
