特に先輩と僕の間には何もなかったし、先輩が死んだとか僕が狂ったとか、そんなドラマティックなことは何も起きなかったが、
僕はなんだか、ただ、さみしかった。
セリフ
- 「ブレンドです。」
- 「「考えても仕方ない。」」
- 「という考えに至るまでが長い。長い長い長い。」
- 「先輩が卒業した後、僕は更にだめになり、」
- 「何もしていない、何もしなくていい自分への言い訳を、」
- 「喫茶店で考えているだけの泥人形となり、」
- それは丸2年続いた。
喫茶店でコーヒーを前に、ハセガワが煙草をくゆらせながら物思いに耽っている。オズ先輩が卒業した後の虚無感や、何もしない自分への言い訳を繰り返す日々がナレーションで綴られる。雨の降る外を眺めるオズ先輩と、自らを泥人形のようだと語るハセガワの姿を通じ、停滞した二年間が情緒的に描かれている。
