ここで言う「虫」がアリやゴミムシのことなのか、 あるいはメタファーとしての「虫(のようなナニカ)」なのか、
それはもう僕にも思い出せない。
セリフ
- 朝7時半
- 「まる○。」
- 父が金を巻き上げ、フォルクスワーゲンで「市民の幸福」などと演説しに行く。
- 「パパー」
- その10分後、祖母の荷車で朝とれた野菜と共に保育園に行く。
- 効果音ゴォッ
- 10分後、母がゴツい軍用ジープで日本の美を教えに行く。
- 僕は保育園に着くと園内中の虫を殺さねばと思う。
- 「全て殺す。」
- 「虫を殺さねば」これらが僕の思い出せる最古の強い記憶である。
朝7時半、父は金を巻き上げ車で演説に向かう。10分後、母は軍用ジープで出発する。さらに10分後、ハセガワは祖母の荷車に乗って保育園へ向かう。園に着いたハセガワは、スコップを手に「園内の虫を全て殺さねば」と決意する。これがハセガワの思い出せる最古で最強の記憶である。家族の奔放な姿をシュールに描く。
