僕にはいつだって駆け引き出来るような余裕はない。
余裕がないから優しくもない。人の気持ちも考えられない。
それでも僕のこうした行動は、その先にお先真っ暗の暗闇しかなかったとしても、
正しかったと自信を持って言えるのだ。
セリフ
- 「春の足音が。」
- 「真冬だ。 2℃だぞ。」
- 「...........」
- 「先輩、」
- 「比叡山に ドライブ 行きましょう。」
- 「酔う。」
- 「宝ヶ池で ボートとか。」
- 「更に酔う。」
- 「先輩先輩、」
- 「カニ。」
- 「あ、私カニ だめなんだ。」
- 「......もう 終わり? 帰っていいか。」
- がんばれがんばれ、 世界も僕も お先は真っ暗だ。 真っ暗上等だ。
冬の室内でハセガワとオズ先輩が向かい合っている。オズ先輩はドライブやボート、カニ料理などの提案を次々と繰り出すが、ハセガワは乗り物酔いやアレルギーを理由にすべて拒否し、早く帰りたがる。無気力なハセガワの様子と、自分と世界の暗い未来を冷笑的に受け入れる独白が、ビターな空気感を漂わせている。
