時々小さな声でぼそっと、ごめんね、と言うマキタに、
僕はイライラして、叫びたくて、何も言えなかった。
セリフ
- ある日の3時限目
- 職員室に呼ばれてばたばたと学校を出て行くマキタとすれ違った。
- お父さんが入院していることは知っていた。
- 翌日マキタは学校に来なかった。
- マキタの顔色はいつだって同じだ。
- だからその分、僕は哀しかったのだ。
廊下でハセガワが、職員室に呼ばれて急いで学校を去るマキタとすれ違う。マキタの隣にはオータニが並んでいる。ハセガワはマキタの父親が入院していることを知っており、感情を表に出さない彼女の代わりに静かな悲しみを感じている。翌日、マキタは学校を欠席する。高校時代の切ない日常の一幕が描かれている。
