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クリスマスイヴ、空き家で過ごすハセガワとヨシダ

クリスマスにはろくな思い出がない。

冬はいつだって何かが壊れる。

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セリフ

  1. 高校2年のクリスマスイヴ。
  2. 「先輩が空き家持ってるなんて。」
  3. 「俺のじゃねぇよ。家のな。」
  4. 「でもまさかプレゼントが同じCDなんて。」
  5. 「しかも同じみどり楽器とはなあ。包み紙までいっしょ。」
  6. 「なんて。」
  7. 「気が合いますねえ。」
  8. 「おう。」
  9. 「そろそろ思ってること話してください。」
  10. 「もう無理なんでしょう?」

高校2年のクリスマスイヴ、ハセガワとヨシダは空き家で二人きりの時間を過ごす。互いに用意したプレゼントが全く同じCDだったことに驚きつつ、ヨシダは「気が合いますね」と冗談めかして笑う。和やかな雰囲気の一方で、ハセガワの内心には相手の本心を問い直すような、思春期特有の切実な独白が綴られる。