一覧
読み込み中...
全部見る

24歳のハセガワと仕事の充実を語るオズ先輩の漫画

「僕はクズだ」

と言える人間はクズになんかなれない。

僕は自分はまったくクズでなく、

心の底から天才だと自分を思っていた。

というのは嘘で、

天才だ、天才なんだ、と暗示をかけること以外、

することがなかったんだ。

しなければならないことは山ほどあったのに、

することがない、とため息をつきながら、

うろうろと京都の街を歩き、

気に入らねば見も知らぬ他人に暴力をふるい、

狭い狭い世界の中から、その狭い世界を否定する、

バカなのか。

バカだったのだ。

セリフ

  1. 24歳。
  2. 効果音ペッ
  3. 「ふん、俺は芸術家だ。食えなきゃ死ねばいい。バカどもが。」
  4. 「俺は天才だしな 恐らく。」
  5. 「今度さ、魯山人企画の担当になったんだよ私。いいぜ魯山人。毎日すごく楽しい。」
  6. あんなに、
  7. あんなに大好きな先輩のことさえ、僕は身勝手に嫌いになってゆく。
  8. さみしい。さみしい。さみしい。
  9. 効果音すごーい
  10. 効果音イラーッ
  11. 効果音でさー

24歳になったハセガワは、社会に馴染む周囲を冷笑し、自らを天才芸術家だと自負して虚勢を張っている。一方、オズ先輩は仕事の充実感を晴れやかな表情で語る。かつて慕っていた彼女の成功を素直に喜べず、ハセガワは身勝手な嫌悪感と孤独を募らせていく。若さゆえの自意識と焦燥、心の乖離が描かれている。