夜中になるとTwitterにしろ何にしろ、
憂鬱で孤独なツイートが増える。
僕自身も、夜中に絶望的に襲ってくるあの孤独感を知っているだけに、
そうした暗いツイートもわかる気がする。
パソコンなどない時代の大学生である僕には
夜中の孤独を吐き出す場所がなかった。
でもただただ蓄積していく憂鬱が、
今となってみれば何がしかの原動力だったのだと知る。
言葉で気楽に吐き出さない方がいい。
それはきっと、君を薄っぺらい人間にしか育てない。
セリフ
- 「ただイヤだ。 ただ苦しい。 ただ死にたい。」
- 「僕は誰だ。 僕は誰だ。 僕は誰だ。」
- 人の悩みばかり 毎晩毎晩毎晩 聞き続け、
- 僕は本当に言いたいことを 全く話せなくなった。
- 「……はい。」
- 「あ、 ハセガワくん?」
- 「うん。」
- 「あのさー 私悩んでてー つきあいたい 先輩いてさー」
- 「そっか そっか」
深夜、ハセガワは机に突っ伏し、自己の喪失感と死への願望を独白する。電話越しに他人の恋愛相談を淡々と聞き続ける日々。自分の本心を抑え込み、他人の悩みを受け止める器となることで、ハセガワは次第に本当に言いたいことが言えなくなっていく。窓辺に立つオズ先輩の姿と共に、深い孤独と精神的な疲弊が描かれている。
