セリフ
- 「わぁ わぁ」
- 何か元気が出る材料を探してはいるものの、なくて困っています。
- この国の君たち善人は、僕が「人生に価値なんかなくていいだろ」などと本音を言うと「なら死ねよ」と笑顔で思うひとばかりです。
- 「ひどくおもい」
- 善人はその善意で僕に迷惑しかかけません。
- 現実に人の泣き顔が美しいと思ったことは一度もなく、いつも人が泣くたび、僕はずっと醒めて「ぶっさいくだな」と心の中で思っていた。
- 「でも」
- 「僕はぶっさいくな君のがすきだ。」
ハセガワは、元気が出る材料を探しながらも「善人」たちの無神経な言葉に苦悩している。彼は人の泣き顔を美しいと思ったことはなく、冷めた視線で「ぶっさいくだな」と冷笑的に捉えていた。しかし、目の前で涙を流すマキタに対しては、その「ぶっさいくな君」が好きだと独白する。二人の切ない距離感を描いた一幕。
