雨があがるのを待っているのか、
かたつむりが葉の先端にゴールするのを待っているのか、
遅れている友達が来るのを待っているのか、
それとも
自分の気持ちが落ち着くのを待っているのか。
どう思いますか。
僕は昔マキタがこんな風にただ待っているところを見ました。
正解は誰にもわかりません。
正解を知る必要もありません。
雨の中、マキタが赤い傘を肩に寄せて石の上に座り込んでいる。周囲の濡れた草やカタツムリが静かに息づくなか、マキタの表情は憂鬱で物悲しい。降りしきる雨の音を背景に、何かを待ち続ける心情が伝わってくる。時間の停止を感じさせる一瞬であり、自分の気持ちや誰かの来訪をただ静かに待つ姿が印象的である。
