90年代前半の受験戦争は様々な狂人を僕の周囲で産み出したが、
その反省をもってなお、
いまだに偏差値がどうのと言っている世間を見ると
失われた30年という言葉を痛烈に感じるのである。
オガワくんは名古屋の大学に進んだあと
更に現実と中華料理が混濁し、
数ヶ月の入院生活を経て
晴れやかに元のオガワくんへ戻ったり戻らなかったりした。
セリフ
- 「ハセガワくん。」
- 「俺、寮の隣がハセガワくんででらよかったわ。」
- 「俺バカだでよ、一緒の大学には行けんけど大学生なったらまた遊びに行こまいな?」
- 「オガワくん……」
- 「小籠包。」
- 「ん?」
- 「野生の小籠包快活で夢気分。」
- オガワくんは時折現実と中華料理の境界が曖昧になった。
オガワくんは受験勉強に励んでいる様子で、合格の文字が見える。隣に住むハセガワくんと会話し、大学には一緒に行けないけれど、また遊びに行こうと言う。オガワくんは成績の不安を抱えて悔しさを感じているものの、現実逃避をするように中華料理の「野生の小籠包」に夢中になり心を癒す。ハセガワくんは彼の様子を見て仲間として励ますが、オガワくんは時折そのギャップに戸惑っている。
