大学編に登場する村木と男性の会話シーンである。ベッドに寝そべる村木が男性に対し、苦労を知らないことを指摘し、それが好きなところだと言う。男性はたばこを吸いながら、バカにしているのかと尋ねると、村木は笑みを浮かべつつ『私で苦労しろ』と冗談めかして応じる。緩やかな信頼関係が感じられる夜の静かなひとときである。

どんな人も掘り返すと必ず色々ある。
本人は大したことじゃないと言うけれど、
僕にとっては大したことばかりだった。
それを見ないふりで表面的に仲良くしていくのも
土足で踏み込んで後悔するのも、
是非はない。
少なくとも「どんな人も必ず色々ある」。
一般論ではなく生々しい手触りとしてそれを知ったことは
僕にとってとてもとても大事な思い出である。
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