色々うまくいかない時(うまくいったことなんてないわけだが)
優しくしてもらうとどうしても甘えてしまうのはしょうがなくて、
しかしやがてこれはダメなのではと気づき始める。
恋人に甘えるのではなく
母親に甘えているのと同じ気がして
気持ちが悪くなるからだ。
相手のすべてを受け入れ
許そうとする母性は本能でもあるが狂気でもある。
このままだと双方よくない。
そういう自然な直観があった。
それまで自覚を持たずに
結婚してしまってからそうした甘えや母性がでてくると
話し合っても解決せず、破綻する以外に選択肢がなかったりする。
そういう人間をたくさん見てきた。
人間は一人で生きていくことはできない。
それはそうだと思う。
でも寄り添って生きていくことを前提にすると
それもまた苦しい。
椅子に座るヨシダの膝に男性が顔を埋めている。ヨシダは静かに男性の背を撫でて心を慰める。男性は心の混乱や不安を抱えているが、ヨシダの優しさに一時的に甘えを許している。二人の関係は精神的な支え合いの象徴であり、繊細な感情が交錯する場面である。
