見つめ合う…んじゃなくて
じいっと見てるんです。
最初に会った時からそんな感じでした。
ごめんちょっと待ってて、って言うと
何時間でもその場で待っています。
不思議と変な子とか気持ち悪いとか思いませんでした。
もっと格段に気が狂っている人と一緒にいたので
麻痺してしまっていたのかもしれません。
さみだれちゃんがどんな子だったか。
よくわかりません。
しかし少なくとも
悪い子ではありませんでした。
さみだれちゃんはじっと何時間でも待つ不思議な子で、ハセガワはそんな彼女を変だとも気味悪いとも思わなかった。かつてもっと奇異な人といた為かもしれないが、さみだれちゃんの本質はよくわからないままである。彼女の静かな視線と、タバコを持つオズ先輩の横顔が対比的に描かれ、作品はビターで憂鬱な空気感を醸し出している。
