杉ちゃんについて書いた日記はそんなには多くない。
ただそのすべてが僕の不甲斐なさだったり女々しさだったりを
なじる内容なので、
杉ちゃん自身の性格もそんなキツい感じで僕の中に固定してしまった。
性格のキツい人はいくらでもいるが、
キツいけど一緒にいても不愉快でない人は少ない。
それを分けるのは僕の場合、筋が通っているかどうかで、
ただ感情にまかせて人に当たり散らすのとは違った。
とは言え八つ当たりの後、謝ったりしおらしくなった記憶もない。
筋も別に通ってなかった気がしてきた。
そうなると、感情的に八つ当たりするその空気そのものが
彼女自身にぴったりあっていた、とかなんとか、
そんなふわっとしたものだったのかもしれない。
杉ちゃんが室内の暗い空間に座り、膝を抱えて俯き気味に周囲を警戒するような表情をしている。彼女は肩出しキャミソールの上にシャツを着ており、感情の内面を複雑に映し出すような憂鬱で切ない雰囲気を醸し出している。静かな光と紫色の背景が彼女の孤独さや思索的な状態を際立たせている。
