マゾヒストの本質は、膨張し続ける欲望を満たす手段が
自分の中にはないということにある。
言葉がきついからサドで、
卑屈におどおどしているからマゾというわけではない。
他人によってしか充足できないと自覚しているくせに
自分では永久に充足しようとしないこと、
つまり自分自身という問題を避け続ける自己の欠落が
マゾヒストの性格である。
自分をマゾだと言いたい気持ちの中に、
わかりやすい隙を作ってそこを攻撃されたいという打算と甘えがある。
だからマゾヒストはどう攻撃しても自分を変えない。
「自分が悪いんです」「自分がだめなんです」と
言いながら本心は別のところにある。
こうした話は他人を観察して得られた考えではない。
自分がそうだったからよくわかる。
だから共感しない。
セリフ
- 「お前が嫌われんのはな」
- 「嫌われてどっかしら安心しとるのがわかるからや。まずやめろその傷ついてます風自虐。」
高校編のオータニが机に肘をつきながら、相手に対して「お前が嫌われるのはな」と語り始めている。彼女は嫌われる理由を「嫌われて安心しているから」であると指摘し、さらに「傷ついてます風自虐」をやめるようアドバイスしている。この発言から、オータニは相手の内面の甘えや打算に鋭く気づいている様子が伝わる。
