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机に肘をつき微笑み話す短髪の女性

マゾヒストの本質は、膨張し続ける欲望を満たす手段が

自分の中にはないということにある。

言葉がきついからサドで、

卑屈におどおどしているからマゾというわけではない。

他人によってしか充足できないと自覚しているくせに

自分では永久に充足しようとしないこと、

つまり自分自身という問題を避け続ける自己の欠落が

マゾヒストの性格である。

自分をマゾだと言いたい気持ちの中に、

わかりやすい隙を作ってそこを攻撃されたいという打算と甘えがある。

だからマゾヒストはどう攻撃しても自分を変えない。

「自分が悪いんです」「自分がだめなんです」と

言いながら本心は別のところにある。

こうした話は他人を観察して得られた考えではない。

自分がそうだったからよくわかる。

だから共感しない。