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恥ずかしそうに微笑むスーツの若い女性

ムロイはそう遠くない町からの転校生だった。

理由は絶対に話さなかったから、聞いたことはないし知らない。

転校生は無理して明るくふるまって馴染もうとするタイプと、

空気になって目立たないようにするタイプがいたが

ムロイは特に気の毒なくらい周りを気にしているように見えた。

見えたのであれこれとおせっかいを焼いた。

おせっかいだった。

男だからかどうかはわからないが、

結局もてあましてマキタとオータニに投げた。

という顔を僕はした。

だからムロイはそんなことを言った。

いつも僕は余計なことをする。

優しい人間になりたかった。

そう思えば思うほど、ぎくしゃくした。