一覧
読み込み中...
全部見る

ブランコに座る少女が見知らぬ人と手を繋ぐ

僕は大きくて遊具のたくさんある整備された公園よりも、

錆びて朽ちかけた小さな公園が好きで、

村木に呼び出されて話をした公園もよく覚えている。

ただ覚えているのはその雰囲気だけで、

名前や場所は全く記憶にない。日記にも書いていなかった。

少女が公園のブランコに座り手をつなぐ場面

以前ちょっと探した時にgoogleマップで候補を探してみたものの、

徒歩5分圏内に8箇所も小さな公園があり、

そのどれもが似たような、土地のすきまに作られたような公園のため

ストリートビューで見ても思い出せない。

公園のブランコで手をつなぐ少女と見知らぬ人

たびたび真横を近鉄電車が通って、

大事なことを言おうとしては言い淀む、

そんなことだけを覚えている。

そんなことから、多分あの時の公園はここだったんだろうと思った。

30年前にこの公園があったのかどうか、

それは地元の人間ではなかった僕にはわからない。

そんな記憶にも残らない、

小さな小さな思い出が僕は好きだ。

線路沿いの公園にある青いブランコと赤い電車

セリフ

  1. 「君はそうやって、 人との距離を 縮めるのかな。」

村木は冬の公園でブランコに座り、手を差し伸べる人物と距離を少しずつ縮めている。その様子を見ながら、距離の縮め方について考えを巡らせている。過去の記憶にある錆びた小さな公園の一つがここである可能性が示唆されるが、具体的な場所の特定は難しいままである。公園の周囲には電車の線路が通り、複数の似たような小さな公園が存在していることが地図と写真から分かる。主人公は村木との会話を思い出しながら、その場所の雰囲気を懐かしんでいる。