何かに失敗したりうまくいかなかった時、 冷静になって客観的に自分を見ようとする姿勢は 自分を守るため、というただし書き付きで正しい行動だと思う。
が、世界全体が常に対象から一歩引いて 観察しているような空気の中では、 僕は面白がれない。 それは学級会であり、断罪の実況中継でしかなく、 だから元々同調圧力で空気を醸成するエンタメという分野が好きでない。
エンタメでないものからエンタメを見つけるのが 僕にとってのエンターテイメントであり、 喜びでもある。
それは独善であればあるほどなお僕の中で輝く。
セリフ
1ページ目
- 「お前ら ・暗い! ・つまらん! ・没個性!」
- 効果音バブル人間
- 「真面目」を悪とする派手好きイケイケなバブルの残り香の下、
- 最も人口の多い層である 僕は世界や流行には冷めており
- 「自分は誰なのか」
- と考え続ける。 それは僕たちの季節の強い空気だったと思う。
2ページ目
- 2025.06.09
- 「今夜はイケるぜ」
- 「「夜景の見える高級レストランでブランドで身を固めいい雰囲気デート」」
- 「シャネルくれ」
- みたいなマニュアルに対する猛烈な反発から
- デートは墓、崖、廃屋。
- その子供じみた行動を「自分がある」と錯覚した人を捕まえて速攻でバレてフラれる、それが僕の青春の正体。
- そして結局
- 「みんな同じくらいの中でちょっとだけ優秀」という小さな優越感に安心する。
- 小さすぎる。
- という20代の10年間。
3ページ目
- 今
- 「何を見て何を読んでも面白くない。」
- 「ああ僕は劣化した。更年期かしら抑うつかしら」
- 「でも言っちゃいけないよね老害になっちゃうもん」
- 「おトイレのクオリティが下がっておる。」
- 「ただちに改善を要求する。」
- 多分僕の「楽しい」って
- 他人にとってはどうでもいい、価値のないことなんだよ。
- 効果音ジャー
- 現実の小さなわたくし。
- 「いや全然面白くねえよ似たようなのばっかじゃねえか。なにがクリエイターマリスペクトだよ安いんだよ言葉がよ」
3ページエッセイマンガ。物語は、1991年から2025年にかけての男性の人生を描いている。若いころ、彼は「どこにでもいる優秀さ」に安心感を見出し、周囲に流されがちな日々を送っていた。振り返ると、その行動は若さゆえのもので、実際は小さな優越感に浸っていただけだったと気付く。年齢を重ねるうちに、彼は物事に対して感動を感じなくなり、日常の小さなことにのみ価値を見出すようになる。つまり、他者にとってどうでもいいことこそが個人にとっての「楽しい」ことであると悟る。


