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バルコニーでくつろぐ二人の女性

時の重さが 思ひ出の量で きまるとしたら <いま>はいつも いちばんかるい

吉原幸子「通過V」より

過去は重く、ひとりの人間には背負いきれないので 忘れたり美化したりして、なんとか耐えられるように 人間はつくられている。

大学編のオズ先輩がベランダで陽の光を浴びながら、隣の女性と静かに佇んでいる。先輩は飄々とした表情でリラックスしている一方、隣の女性は憂いを含んだ様子で手すりに身を預けている。時間の流れと心情の交錯が穏やかな画面の中に繊細に描かれている。