シャツが濡れて肌にはりつく、って画題は 描きがいがあって楽しいんだけど、 つい描きこみすぎてぐちゃぐちゃになってしまう。
そういうところを高校生の間に学習しておくべきだった。 「あの時ああしていれば」
遊び半分で生きてこれたし、 大きな人生自体には後悔もあまりないけれど、 細かいところは無限に出てくる。
村木は雨に濡れてシャツが肌に張り付き、不快な様子でジャケットを手に持っている。彼女の表情はどこか切なく、苦悩や後悔を内に秘めているようだ。漫画の1ページで、雨の情景が彼女の心情と重なりビターな雰囲気を醸し出している。過去の反省や細部への思いは彼女の内面モノローグとなって現れており、物語の深みを増している。
