セリフ
1ページ目
- 「動けん。」
- 立ったついでにお菓子でも口にいれよう。
- 食べようと思った時は必ずない。
- 「仕方ない。」
- 効果音モリモリ
2ページ目
- 「新薬興味あります?」
- 「自分で注射うつタイプですが。」
- 主治医
- 「妹か。最近かあさん全然電話して来んけど変わったことないか?」
- 「おかあやん耳遠なって電話ようせん言うてる。」
- 仕方ない。
- 「もう自分のことに金を遣うのがバカバカしい。」
- 仕方ない。
- 「もうだめならだめで」
3ページ目
- 「最近また裸婦の練習をしたくて」
- 「「ヌード」のセンシティブ設定をつけてアップした。」
- 「「成人向け」のラベルが自動でついてタイムラインから消えた。」
- 「仕方ない。」
- 「もはやこんな記号でもだめ」
- ずうっと同じ顔同じ表情のまま変わらなくなってきた。
- 仕方ない仕方ない仕方ない。
4ページ目
- 遠い昔、 「仕方ない言うのやめぇや」 と言われた。
- 僕は 「仕方ないじゃないか」 と言った。
- それっきりもう 話すことはなかった。
主人公の男性は日常の困難に直面し、体が思うように動かずお菓子を口に入れることすら叶わない。「仕方ない」と何度も自嘲的に呟きながら、医師に新薬の展望を尋ねるが希望は持てない。さらに母親の耳が遠くなったことやSNSの設定変更にまで不満を感じつつ、変わらない現実に疲弊している。最後に、過去に「仕方ないと言うな」と諭されたことを思い返しながらも、彼はもうそれ以上話せなくなっていた。



