わたくしはものすごく愛されていたのだなあと描いてて思いますね。 一瞬だったとしても。
ろくでもない自分を挽回できる機会は非常に少ないのです。 「本当のこと」を追いかけていた季節には。
セリフ
1ページ目
- 「ねーねー私に怒ってみて。」
- 「いや怒る理由ないし。」
- 「理由なく怒るのエネルギーの無駄じゃない?」
- 「あっそ。」
- 「くだらんなー。」
2ページ目
- 「人が苦手とかトラウマとかよく言うけどなんで私に言うのかね。」
- 「自分のことしか考えてませんって言ってるのと同じだよ?ぼっちってそういうことでしょ。」
- 「言う相手違う。つか情けないこと言うな。黙れ。格好つけろ。」
- 「なんでつきあうと弱音始めんのよバカじゃないの。」
村木は僕に「私に怒ってみて」と頼むが、僕は理由がないと怒るのは無駄だと返す。村木は僕が「自分のことしか考えていない」ことに苛立っている。その苛立ちは深い愛情の裏返しであり、僕にもっと格好良くふるまって欲しいことの裏返しでもあった。僕はまだ読み取れない。突然怒り出したように見える村木にただ戸惑っている。

