どう気をつけても絵なんか描いてたら汚れる。 特に大きな油絵なんか描いてると、油だから一回ついたらとれない。 まっしろなワンピースで油絵なんて描く人はいない。
先輩もいつも汚いパーカーとジーンズでアトリエにいた。
僕たちはいつも汚かった。 あんまり気にもしていなかった。
だから一層、先輩自身がきれいに見えた。
大学編のオズ先輩がリラックスしてソファに横たわっている。フード付きのトップスとジーンズをカジュアルに着こなし、少し憂鬱そうな表情で遠くを見つめている。そばにはスケッチブックが置かれており、彼女の芸術的な感性がうかがえる。全体的に静かで繊細な空気が漂う一枚である。
