わたくしの実家は、一体いつ建てられたかわからないような古い家を、 わたくしが中学生の頃につぶして建てられたもので、 既にそれから40年近く経っているわけですが、 未だに子供の頃過ごしたその古い家のことの方がよく覚えています。
考えてみたら当然の話で、 0~14歳まで過ごした古い家と、 14~18歳で離れた新しい家とでは思い出の量が違う。
なんかますます最近新しいものに興味が失せてきてしまって、 300年かけて完成する盆栽の話なんかに心ひかれます。
マキタが湯気の立つやかんのそばで振り返っている。彼女は白いシャツに黒いスカート姿で、手にジャケットを持っている。背後には格子の窓があり、室内は落ち着いた雰囲気だ。マキタの表情は少し切なく、憂鬱な感情を感じさせる。静かな場面ながら、彼女の内面の揺れ動きを捉えた一枚である。
