マキタについては 他の人物よりも「マキタはこう思っていた」という描写が少ない。 マキタの話を描く時は、純粋にわたくし目線でわたくしの気持ちを描いている。
だからどういう人物なのかいまひとつよくわからないのは当然だと思う。 わたくしはそれこそが恋愛の始まりだと思っている。 村木も同じ描き方をしているが、高校生の経験を踏まえている分、 もう少しわかりやすい。
こんなふうに説明してもピンと来ない人もいれば、 何の説明もなくズバリ言い当ててくる人もいて、 インターネットの世界は広いなあと思う。
わたくしはわたくしの恋愛を万人に理解されたいとは思っていない。
セリフ
1ページ目
- マキタは男性読者にはあまり人気がない。
- わかりやすいマンガ的な都合の良い性格を与えてないからか、
- 「よくわからない」と感想をいただく。
- 「ヨシダや」
- 「ムロイと違って」
2ページ目
- 「わたくしはマキタを通じて」
- 「人は言うことを聞かない人は思い通りにならない」
- 「という当たり前のことを学習した。」
- 「裏を返せばそれまで「大体のことが思い通りになる」と考えていたわけで」
- 「なめきっていた。世界を。」
- 「マキタはそれをひっくり返した人物として描いている。」
3ページ目
- 女子特有の思春期のごく短い季節だけ働く鋭いカンのようなもの。
- をわたくしは知っている。
- その一瞬のカンによって
- 「なんでもっと普通にできへんのや。」
- わたくしの屁理屈と言い訳の世界は瓦解し、目が覚めた。
- わたくしはそれを「青春」と呼んでいる。
4ページ目
- あれは本当はカンではない。
- 「せんせーほんとは」
- 「〇〇でしょ」
- 感情が理屈を正しく凌駕できる短い短い季節。
- あなたは自分の好きな人をどれくらいわかってました?
- わからないから好きだったんじゃないですか?
高校生のマキタは男性読者にあまり人気がなく、その理由として分かりやすいマンガ的な魅力や性格の良さが感じられないことが挙げられている。作者はマキタを通して「人は言うことを聞かないし思い通りにならない」という当たり前の現実を学んだと言い、さらにそれが青春の感情のもろく鋭い季節の象徴であると描写している。感情が理屈を越えてしまう短い期間こそ青春であり、マキタが自分の好きな人をどれだけ理解していたかを問う場面もある。



