とは言え70人全員と深い話なんかできるわけもなく。
でもさあ、仲良くはならなくていいとしても 信用はされてないと、「本当に好きなもの」の話なんかできないよね。 知らんやつに否定されたらいやだもん。
信用第一。
セリフ
1ページ目
- 「せんせー それ!」
- 「そのストラップ、あずにゃん?」
- 「気づいた?」
- 効果音ぎゃあ ぎゃあ ぎゃあ
- 「えー私きらーい りっちゃんのがいい」
- 「かわいー私もあずにゃんすきー」
- 「レア物だ」
- 2010年代前半
2ページ目
- 「こういうの作る側になった方が楽しそうだろ?」
- 効果音えー
- 効果音やりたーい
- 学生とコミュニケーションをとるためだけに。
- いわゆるニワカ。
- でもこういうやり方が一番やる気を出しやすかった。
- 若いうちは単純な方がいいものを作る。
- 「みんなが見てる流行りモノ」
- だからわたくしも見てた。
3ページ目
- 先日
- しかしこの10年で形だけの多様化と個人主義は進み、
- 「流行ってる」は絶滅した。
- 「鬼滅の刃」 「エルデンリング」 「Vtuber」
- 大ヒットさえ、知ってる生徒はよくて1、2割。
- 完全にばらばら。
- 効果音無反応
- 「へー…」
- 「いえ…」
- 「さあ…」
- 「もうみんなでする雑談に意味ないな。しょうがない普通に授業やるかー」
- 「あーつまらん…」
- 「何読んでんの? BL漫画? 異世界?」
4ページ目
- 「ドゥルーズ。」
- 「まじで!」
- やっぱり希望の光は一対一にしかない。
- 「ごめん、先生今の今までお前のこといただき女子みたいなやつかと思ってた…。」
- 「しゃーないよ浮くから絶対みんなの前では言わないし。」
- 「Vの話ばっかしてるけどせんせほんとはインテリでしょ」
主人公はかつて、生徒とのコミュニケーションを目的に流行に便乗していたが、時が経ち流行は多様化し個人主義が進んだため、そうした雑談が意味を持たなくなった現状に失望する。授業中、ある生徒が流行に興味があることを知り新たな希望を感じるが、彼女は昔の主人公のような計算高い行動はとらないと告げる。主人公は本当の希望の光は一対一の関係にしかないと悟る。



