以前は授業のプレッシャーからしばらく解放されると、 やる気がわいて新しいことをバリバリやっていましたが。
豆をゆっくり挽くのが精一杯になってしまいました。
セリフ
1ページ目
- 今年の授業が全て終わった。
- ちょっと気が抜けて
- そんな時よく夢を見る。
2ページ目
- もっと違う夢を見ればいいのに。
- 夢の中ですら絵を描いている。
- これは今出川のアトリエだな
- ああこれは夢じゃない。
- 同級生はみんな卒業し、就職してしまった。
- 1998年のただの現実だ。
3ページ目
- 「よ。」
4ページ目
- 夢の中に出てきた人と会話しようとすると目は覚める。
- 「........」
- ゆっくりと珈琲豆を挽いた。
- 効果音コリ コリ
ある年の授業が終わり、夢をよく見るようになった男がいる。夢の中で彼はアトリエで絵を描くが、それは1998年の現実の記憶である。卒業後に就職してしまった同級生たちを思い出し、夢ではなく現実だったと気づく。夢の中で出会った人と話そうとするが目覚め、ゆっくりとコーヒー豆を挽き始める。彼の日常が静かに続いていくさまが描かれている。



