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正月に父から送られた鮒ずし

スピーカーと友人からの電話。

二人のキャラクターの対話シーン。

タバコを吸えずライター探し。

セリフ

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  1. 年末に父が送ってくれた鯛ずしがある。
  2. 大好物だがまあまあ高級品なので食べるのは年2回くらい。
  3. 効果音一匹4,000〜1万円くらい
  4. 家内ちゃんは帰省中なので節約のため真つ暗にしている。
  5. 絵面は悲惨だが静かでわたくし自身は快適だ。

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  1. 拾ってきたものばかりの省エネ環境の中で
  2. 唯一ちょっとだけ値が張る小さな40万円のスピーカー。
  3. 古い友人から電話があった。
  4. 「「床屋行くたび後頭部の寂しさにため息出るぞえ」」
  5. 「と笑っていると、」
  6. 「「でもハセガワくんはほんとう、よくやってるよ。」」
  7. 「と真面目な声で言うのでうるせえな、と言った。」
  8. 鰤ずしに合う音楽は何か。
  9. 「わからん。」
  10. わからんけどチェロ組曲なら美味しくなる気がする。

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  1. 「「今マキタさんやオズ先輩に会いたいと思いますか?」」
  2. とよく尋ねられる。
  3. 全然ないなあ。話したいこともないし、心残りがあるわけでもない。
  4. 逆に「会いたい」という人に会って何がしたいのか聞きたい。
  5. もしタイムマシンがあるなら、マキタでなく自分に会いに行って、
  6. 「「人の話を聞け!」とスリッパで頭をはたくと思う。」

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  1. ひさしぶりにタバコでも吸うかと何年も前のピースを棚の奥から引っ張り出したが
  2. どこを探しても今の我が家にはライターがなかった。
  3. いつでも先輩のタバコに火が点けられるように
  4. わたくしのカバンはライターだらけだったなあと思い出したりした。
  5. 大学の時一番頑張ったのは多分そんなことだと思う。

父から年末に送られてきた鯖ずしを静かに味わう男は、古い友人からの電話でかつての自分を思い出す。彼は質素な部屋でチェロの曲を聴きながら、過去の仲間や先輩との関係を振り返り、今会いたい人がいるか問われるが、特にいないと感じている。タバコを吸おうとするとライターがないことに気づき、大学時代に仲間にライターを頼むことを思い出し、当時の自分を振り返る。