セリフ
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- わたくしは心の専門家ではない。
- 自閉症(ASD)という言葉はよく見るが
- 「・・・・・・」
- 40年前、先生に「自閉症なの」と紹介されたゆきちゃん以外に当事者と関わったことはない。
- 「ゆきちゃん」
- ゆきちゃんは・しゃべらない・目を合わせない・自分では行動しない
- 以外に特別変なところはなく
- だからわたくしの中ではふつうのクラスメイト。
- 自閉症についての知見は40年前のここで止まっている。
2ページ目
- しかし今 ネットや動画で 調べるとずいぶん 様子が違う。
- まず ・空気が読めない ・人の気持ちがわからない ・こだわりが強く 受協できない
- これが特徴として 特異性ばかり強調されている。
- こんな奴なら 若い頃 いっぱいいたが、
- これも治療の必要な 病気なのか?
- 「めんどくせーやつだな」
3ページ目
- ・他人には関心がないが・自分を理解されたい気持ちは強い
- ・集団行動はできないが寂しいのはイヤ。
- ここまで広げてしまうと人類の半分以上病気なのではと思ってしまう。
- 「俺オタクが嫌いとか言ってないだろ。」
- 「お前が嫌いだっつってんの。友達でいたいなら治せよ。」
- 「ごめんね、私がオタクだからだよね。ふつうの人にはわかんないよね。」
- 思い返すとこういう会話の通じなさもわたくしの無知と無理解が原因だったのかと思うと
4ページ目
- 「差別主義者」
- ものすごく自分が冷たくて心の狭い人間に思えてくる。
- そう簡単に心はアップデートなど出来ない。
- 「すげえ簡単に言うけど出きてんのか?本当に。」
- ああ時間が欲しい。
- 時短で心のアップデートを進めると
- わたくしは多分面倒になって全員嫌いになる。
主人公は、かつて自閉症の児童を「普通のクラスメイト」と捉えていた。しかし、現代のネットや動画で自閉症(ASD)に関する情報に触れると、特性ばかりが強調され、当事者たちを「面倒な奴ら」だと感じるようになる。この情報に接するうち、主人公は自身の過去の無理解や言動が差別的であったことに気づき、自身を「差別主義者」だと感じ始める。心の「アップデート」の必要性を認識しつつも、それは容易ではなく、時間もかかると考えている。急激な変化は周囲に嫌われるだけで、本質的な解決にはならないと考えている。



