セリフ
- なんだか自分だけうまいことやってうまいこと生きのびた。
- 「ではそのように お願い致します。」
- ・・・みたいな罪悪感が小骨のようにいつも心のどこかに刺さっている。
- 効果音じー
- そうした感傷を「意味のないナルシシズム」と断罪することはたやすいのだけれど、
- でもやっぱり刺さっていて抜けない。だあとても哀しいのは、だからと言って僕はもう旅に出たり落ち込んだりすることもなく、刺さった小骨と共に、淡々と暮らせるということで。
さみだれちゃんがペンを手に、物憂げな表情を浮かべている。回想シーンでは、加藤が誰かと談笑し、キャンバスに向かう様子を彼女が遠くから見つめている。自分だけがうまく生き延びてしまったという消えない罪悪感を「小骨」に例え、その痛みと共に淡々と日常を過ごす現在の心境が独白形式で綴られている。
