一覧
読み込み中...
全部見る

ピアノを弾くハセガワと村木、そして憂鬱なモノローグ

思ったことを何でもズバズバ言うことが正直かというとそうでもない。

大体失敗を回避してきた人間は、「正直に言わなきゃいけない時」に「自分のことばかり考えて」いる。

こういう社会不安の中だと一層よく見える。

ハセガワと村木がピアノを弾く場面から始まる。モノローグでは、互いに好意を確認した直後から「いつ嫌われるか」という不安が始まり、「嫌われたくない」という思いが関係をギクシャクさせ、終わらせてしまうと語られる。正直になることの難しさ、そして同じ失敗を繰り返す自身の過去を振り返る、切ない心情が描かれている。