どんなに同じ絵を描こうとしたって、昨日と全く同じ絵を描くのは無理だ。だから僕にとって意味がある。
「おはよう」というフォントは例えば5年前と今日、全くの等質なわけです。例え今日が哀しいおはようで5年前が嬉しいおはようだったとしても。
ぞっとしません?
僕はしました。
マキタが窓辺で頬杖をつき、遠くを見つめながら切なげに物思いに沈んでいる様子が描かれている。彼女の表情には憂鬱さが漂い、穏やかな日差しの中で過去や今を重ね合わせているような静謐な空気が流れている。マキタの内面の揺れが伝わってくる一枚である。
