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美術室で絵の具を持つメガネのヨシダ

校舎のすみっこにある美術室より更にすみっこに、美術部員しか入れない4畳半の倉庫があった。

僕は勝手にそこをマグダラと呼んでいた。

高校の美術室の片隅で、ヨシダが絵の具のチューブと筆を手にしながら、胸に手を当てて物思いにふけっている。周囲は絵画の支度がされているが、彼女の静かな表情からは内面の憂鬱さや葛藤が感じられる。彼女の目はどこか遠くを見つめ、複雑な感情が背景に広がる山並みに重なるようだ。