夢中になるとつい見えなくなる。
小学生の頃、友達何人かと図書館に行った。
友達らはすぐ飽きて公園で虫を捕ろうと言ったが、
僕は本に夢中になって、そんな声は聞こえなかった。
気づいたら閉館の時間で、周りには誰もいない。
真っ赤な空に蝉だけがけたたましく鳴いていた。
喜怒哀楽をありったけ詰め込んで、僕は先輩に夢中だった。
僕は激しく人を追い詰めることでしか
自分の気持ちを表現することが出来なかった。
大学編のオズ先輩が、口にくわえたタバコと手に持つ筆記具を見つめながら、最近の評判が悪いことを指摘される。自分の冷たい態度が原因かと不安になるが、相手は否定する。しかし先輩は本当は嫌われているのではないかと疑い、迷いと切なさが漂う。静かな空間に二人の微妙な感情が張り詰めている場面だ。
