先輩を思い出す時、
いつも中原中也と長谷川泰子、小林秀雄の関係を思い出す。
もちろんそんな格好いいものではなかったし、
僕は結局小林秀雄にはなれず、相手にされなかった。
ただ僕がよく「ファン」を否定したがるのは、
この辺の経験からスタートしている。
とはいえ「ファンにも色々ある!」と君たちは怒るだろう。
そんなことは知っている。
僕のマンガには芸能人も著名人も出てこない。
天才もアーティストもいない。
いるのはただ平凡な少年と少女だけである。
ファンは必要ない。
話をしたければ、自分の話をただ素直に語ればいい。
オズ先輩はいわゆる彼氏の話を友人にされ、その彼が『クズ』で理解できないと吐露される。先輩は、相手が自分に本当の姿を見せられないからこそ関係がうまくいかないのだと感じ、不満を隠さず話す。彼女の複雑な感情と現実的な視点が会話を通じて描かれている。
