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小学生のハセガワが作文を突き返され、高校生ハセガワが友人を回想する

井伏鱒二の名訳

ハナニアラシノタトヘモアルゾ

「サヨナラ」ダケガ人生ダ

は、井伏本人は照れくさくって気に入らない、と言っているにも関わらず、

センチメンタルのスイッチを押された後年の人々によって

口々に都合よく引用され、なんだかもうわけのわからない言葉になっている。

検索するとまず初音ミクの歌が出てくるあたり、

余計に僕をげんなりさせる。

僕は小学生の時、確かに子供だった。

そして子供の僕の話を、文章を、誰も本気では理解しようとしなかった。

「子供たちの気持ちを考えて」

そんなの嘘っぱちで、大人のお前の意見じゃねえかと僕は思う。

ちゃんと子供の話を聞きなさい。

子供は僕たちが考えているほど子供ではない。