今は都心で2部屋しかないところに家内ちゃんと住んでいる。
やっぱり距離が近いので、うむむ、となる時もあった。
田舎の我が家は会わないでおこうと思えば
一日誰にも会わないで住む程度の人口密度が保たれ、
ある意味、鍵のかかる部屋が一つもなくても、
プライバシーが遵守されていたように思う。
ひっそり死んでても絶対誰も気づかないと思う。
だから僕はうちで自殺したいと思ったことはない。
夕暮れの田舎の家の前でマキタが本を借りに来る。声をかけられたものの、マキタは心臓がドキドキしながらも友達の誘いには乗らず帰る決意を固める。家庭内放送が響く中、マキタは静かに家に戻る。静かな田舎でのプライバシーと距離感が感じられる場面である。
