相手は自分をどう思っているのか、
好きだと言っているが本当なのか、
そんな思春期の不安は、
何度か人とつきあい別れるうちに自然と消えてゆき、
一緒にいたいなら、いたい時、いたいだけいればいい、という
気持ちに変わっていきました。
二人で一人だ、と無意識に縛っていたものが、
一人と一人でいい、と思うようになった。
その辺からだと思います。
人と出会うのも別れるのも、怖くなくなったのは。
大学編のハセガワが草原の石に座り、物思いにふけっている場面である。彼は誰かと二人でいる時も結局は一人でいると感じるが、それを寂しいとは思っていない。内面の孤独を受け入れながらも、それをネガティブに捉えず、むしろ自然なこととして受け止めている心情を表現している。
