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男子学生が教室の机を見つめ、ドアから立ち去る様子

ほんの数十秒か、もっと短かったと思いますが、

自分の心臓が爆ぜるように動いていたのを覚えています。

僕はこの時はもう童貞ではなく、

ヨシダとつきあったり別れたりし、

お花畑のようなファンタジーの住人ではなかったはずですが、

でもそれが好きだということなんだろうと、

そしてそれは自分でも思い通りにはならない感情なのだろうと、

しみじみと理解しました。

この数日後、

「そのせつはごめいわくありがとう。」

へと話はつながっていきます。