さみだれちゃんと僕は10歳ほど年が違う。
何も話さないので、話で盛り上がったとか、盛り下がったとか、
そんな記憶はない。
ただ待っている。
ただついてくる。
ちょっと感傷的かも過ぎるかもしれないが、
その代わり、さみだれちゃんの感情を代弁するように、
ごうと強く、風が吹いた。
セリフ
- 「さみだれちゃんに、」
- 「僕が好きかと訊いても」
- 「何も言わない。」
- ただ風が吹いている。
さみだれちゃんはバス停に一人で佇んでいる。彼女は無表情で感情を表に出さず、作者は彼女に「好きか」と尋ねても何の反応もないと語る。静かな風景の中、言葉のない彼女の存在感が印象的で、さみだれちゃんの無言が寂しさと切なさを強調している。
